不適王の実録記  

            ©️2024 不適王 (id:nekozebito)                                    

#1 はじめに

世の中には、気質や精神的な疾病等によって、社会生活に支障をきたす場合があります。

ここでは不登校や引きこもりを差します。

 

こういった人々には、適宜寄り添う気持ちや人の温かさが必要であることは言うまでもありません。

その上で、主体的な精神科受診、復学、就労、福祉利用などの個別に応じた社会参加と自立へ繋げていく必要があります。

それは同時に親の関わり方の問題でもあります。

 

しかしながら、一部の親は、いわゆる民間の「不登校・引きこもり引き出し業者」を利用し、親と結託した業者が、暴言暴力を伴いながら当事者を拉致、拘束し、強引に家から引き出すという事案が勃発しています。

 

何年間もの期間、当事者は業者の施設で人格を否定され責められ、体罰を受け続け、プライバシーも搾取され続け、拒否反応が抑圧されるケースがありました。

 

数多の著しい人権侵害は根本的な解決に至らず、ただ遺恨を残すだけであり、一方で親は原因を子どもに押し付けて周囲に自らの体裁を取り繕い、身勝手に安堵し、そして業者から要求されるままに法外な金額を支払い続けました。

 

こういったケースへの評価は、悪質な業者に長期間に渡り拘束され、その経過を辿った当事者こそ、所感を述べて評価をする権利があり、それが答えなのです。

この『実録記』は、かつて当事者が実際に我が身に降りかかった実記であり、家庭や社会への警鐘です。

 

 

筆者